彼の担当していた店は、利益率でいいますと20%を超えておりました。
利益率が高い場合の設定変更分についての考えです。利益率が高い ということは、もちろん出せる日が少ないということです。台別に考えても、 大阪の7、6枚交換とはいえ、高い設定を使える比率は低いです。
彼の場合は、機種ごとに考えて利益を稼ぐだけ稼いで、稼働状況が、 おもわしくない状態になったところで設定を上げるという方法でした。 ですから、毎日の設定で細かくさわることはありません。その代わり、 逆の面で考えると、弱っている機種に関してはとことん、開けておくという 方法でした。
稼働状況の良い機種に関しては利益の回収をし、逆に悪い機種に関しては 稼働状況が改善するまである程度あけておくという考え方です。
稼働状況の悪い機種を開けておくというのは、新機種導入の頻度が、 多くても半年に1回というペースであったことが、理由です。稼働状況が、 悪いからといって簡単に取り外すことができなかったのです。
もちろん、このような極端な設定をしながらも利益率も高く保つためには 彼の場合は大阪での7、6枚交換とはいえ設定1も使います。その代わり、 上記のような稼働状況の悪い機種をしばらく開けるという戦略ができたのです。
ただしこのような戦略は、利益の中心である機種に負担が大きいため 数カ月が限度です。彼の優秀なところは限度まで利益を回収して、 店の力が弱ってしまう前に、月の予算の修正の話を通して、きっちり1カ月 あまい月を作ったということです。しかし6カ月ベースでみた場合、以前により 月間の利益が結果的にはアップしているという状況でした。
今回のお話しのように、店側は長期的な戦略に基づいて、考えていることも あります。ですからこういった長期的なお店の動きも打ち手としては、 よく見て、考えて行った方がいいと思います。そのことによって、1週間、 1日単位で見たときの不可解な店の調整などが明らかになってくると思います。